静岡地本富士地域事務所(所長・本間2陸尉)は3月3日、富士市立富士中学校で職業講話を行った。同校の1年生が多様な職業の講師から話を聞き、働くことの意義や自身の将来を考えるために行われているもので、同校から富士所に依頼があった。

 当日は自衛官のほか、消防士、保育士、農家、スポーツクラブの講師が招かれ、自衛隊は2クラス70人の生徒に講話を行った。

 講話では、初めに生徒が抱く自衛隊のイメージについて質問し、「日本を守ってくれている」「災害派遣で活躍している」「体力と筋肉がすごそう」など、良い印象を持っていることが確認できた。

 その後、本間所長が自衛隊の任務や職種について説明し、自らが自衛官を選んだきっかけ、仕事の魅力や楽しさ、やりがいを感じた経験などについてスライドを交えながら紹介した。生徒たちは、入隊に学歴や資格が必要ないことや職種・職域の多さに関心を持つとともに、自衛隊の階級や防衛記念章に興味津々な様子だった。

 講話の最後には持参した陸海自の迷彩服を試着してもらい、生徒たちは写真を撮るなど自衛隊をより身近に感じているようだった。

 富士所は「今後も学校と連携して講話や説明会を行い、自衛隊の認知向上とイメージアップを図っていく」としている。

画像: 市立中学校で職業講話「日本を守ってくれている」|静岡地本

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<編集部より>

 学校に足を運び、子供たちに自衛隊のことを知ってもらうのも広報活動の大きな柱。自衛隊のイメージはさまざまです。近年は自衛隊がテレビにもよく登場しますが、出演者たちの表情は言葉でもわかるように、まだまだ知られていないのが現状かもしれません。

 本日1面では、静岡地本本富士地域事務所が地元の富士市立富士中学校で実施した「職業講話」の様子を掲載しました。素直な印象だということが記事から見てとれると思います。何より、講話の最後に陸海空の迷彩服を試着する時間を設けるのが大切ではないでしょうか。こうしたことは、子供心に強く残るものだと思うからです。イベントでブースを出したときも、試着を取り入れているケースが多いのも、こうした背景があるのかもしれませんね。

続きはPDFにて防衛日報をご覧ください。

→防衛日報4月21日付PDF


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