「ともに助け合いながら努力」

 神奈川地本(本部長・平井1海佐)は3月5日、神奈川県民ホールで4年ぶりに開催された神奈川地本支援団体協議会主催の「第44回神奈川自衛隊音楽まつり2023」を支援した。音楽まつりは、入隊・入校予定者を祝福・激励し、家族に対して安心してもらうために昭和55年から行われており、当日は1202人が参加した。

 音楽まつりは、式典と音楽演奏などの2部構成。第1部は、海自横須賀音楽隊による国歌吹奏に続き、入隊・入校予定者と家族が起立し、来場者から温かい拍手が送られた。

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 その後、神奈川県防衛協会会長による主催者代表あいさつ、神奈川県副知事、海自横須賀地方総監から祝辞、さらには祝電が披露され、激励の言葉が送られた。

 最後に、一般幹部候補生として入校予定の佐野敬太さんが「この春から全く新しい環境の中で教育を受けます。多くの試練に立ち向かうことになるでしょう。われわれ一人ひとりが志を胸に、また、互いに助け合っていこうという気持ちを持って取り組めば、乗り越えられるであろうと信じております。ともに助け合いながら困難に立ち向かい、日々努力して立派な自衛官を目指します」と力強く抱負を述べた。

 第2部では、陸自高等工科学校ドリル部と太鼓部、横浜市立本郷中学校吹奏楽部、1音楽隊、ピアニストの岩下淳子氏、海自横須賀音楽隊による演技・演奏、歌が披露され、来場者は入隊・入校激励会にふさわしい演出に感銘を受けていた。また、元自衛官芸人のやす子さんも登場し、会場を大きな笑いの渦に巻き込んだ。

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 神奈川地本は「今後も入隊・入校予定者が安心して入隊・入校できるよう、家族にも安心してもらえるよう最後までしっかりとサポートしていく」としている。


◆関連リンク
自衛隊神奈川地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kanagawa/


<編集部より> 

 本日1面では、4月に入隊・入校する予定者を激励する記事を紹介しています。中でも、神奈川地本は4年ぶりに開催された「神奈川自衛隊音楽まつり」に家族とともに招待しました。式典だけでなく音楽演奏など、趣向を凝らした内容となっています。

 3月はこうした内容のイベントが各地で実施され、本人はもちろん、自分の手を離れる子供の今後を心配する親御さんたちにも束の間の安らぎと改めて決意を高める、そんな場となったことでしょう。

 ほかには、奈良県の高校で行われた「分野別出張講義」に、防衛医科大学校出身で中部方面衛生隊所属の安齋1陸尉が講義をしたことなども紹介しています。自衛隊には多くの職種があり、進路を考える上で選択肢は広がっています。ちなみに、自衛隊で医師は「医官」、看護師は「看護官」と呼ばれ、負傷した隊員らの救護などにあたるほか、全国にある自衛隊病院では一般の人も治療が受けることができます。

続きはPDFにて防衛日報をご覧ください。

→防衛日報4月13日付PDF


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