【2023年3月2日(木)1面】 愛知地本(本部長・下本1陸佐)は2月4日、名古屋港湾会館で愛知県警察本部、名古屋市消防局、第4管区海上保安本部と合同で、公安系公務員合同説明会を、5日に名古屋市守山生涯学習センターで女性自衛官入隊予定者説明会をそれぞれ実施。受験と入隊意欲の向上を図り、2日間にわたってそれぞれの対象者に対してPRに努めた。
相次ぎ説明会を開催
【公安系公務員合同説明会】高校1年生から25歳未満の学生ら103人と保護者11人の計114人の参加者に対し、愛知地本募集課広報室長の西3海佐、募集課企画室長の佐藤1陸尉、10通信大隊所属で入隊4年目の田中陸士長、同所属で入隊3年目の高橋陸士長の計4人による説明、助言などを行った。
当初、西、佐藤両室長が自衛隊制度の概要について説明した後、リクルータの田中士長と高橋士長が自己紹介、生活面、今後の目標などに関して説明した。
その後、参加者が希望する公安系公務員を選択して個別相談を行った。
参加者からは、「自衛隊に入隊したきっかけ」「自衛隊で勤務をしていて良かったこと、悪かったこと」「採用試験対策」など、将来を見据えた質問が多く寄せられ、募集課の陸海空自衛官、リクルータが各質問に対し、分かりやすく回答していた。
限られた時間の中、公安系公務員を視野に入れる学生に対し、自衛隊制度に関する概要説明、採用試験に向けた助言などにより、参加者の就職の選択肢の一つとなるよう働き掛けることができた。
【女性自衛官入隊予定者説明会】女性自衛官入隊予定者68人と保護者22人の計90人の参加者に対して、愛知地本の女性自衛官とリクルータ6人(35普連の中谷3陸曹、10通信大隊の上船陸士長、「ぶんご」の小島海士長、「やまぎり」の神谷海士長、4補給処高蔵寺支処の田中2空曹、2補給処の野口空士長)により、入隊前の不安を払拭(ふっしょく)させるための懇談を実施した。
参加者からは、入隊後の生活面や自由時間、体力面、女性ならではの相談などがあった。特に、「参加前は、不安や疑問がありましたが、解消しました。入隊して頑張れます」と笑顔で回答した参加者が多数いた。参加者の入隊意欲の向上を図ることができ、大いに成果を得ることができた。
愛知地本は「今後も各種説明会を積極的に実施し、募集対象者、入隊予定者、保護者の受験、入隊に対する不安・疑問を解消して、受験、入隊意欲の向上を図り、より多くの質の高い学生、女性自衛官を獲得するため、募集目標達成に向け邁進(まいしん)する」としている。