水中処分母船5号も参加 米ノ津入港に合わせ一般公開

 【2023年3月1日(水)1面】 鹿児島地本(本部長・稲崎1海佐)は2月10日から12日の間、「鹿児島県原子力防災訓練」に参加するとともに、防災訓練のために米ノ津港(鹿児島県出水市)に入港した海自水中処分母船5号(船長・石丸1海尉)の出入港支援と一般公開を実施した。

 鹿児島県原子力防災訓練は、地域防災計画原子力災害対策編に基づき、住民の協力を得て、国、事業者などと連携して総合的な訓練を実施し、原子力防災対策に係る関係機関相互の連携強化を図るのが目的。

 鹿児島地本からは総務課企画班長の野田1陸尉が参加。オフサイトセンターなどの運営訓練、県庁への連絡員の派遣を実施した。また、水中処分母船5号と協同して、避難住民の輸送支援を行った。

 鹿児島地本広報班係長の久木田准海尉は、訓練日程にあわせ、広報活動の一環として一般公開を企画した。米ノ津港で実施された一般公開は平成28年以来で、2時間という短時間だったが、約300人の見学者でにぎわった。

 一般公開では、水中処分母船5号の任務の概要説明、艦橋での記念撮影、水中処分員の器材展示など、見学者に満足してもらえる内容となった。また、当日は、薩摩川内出張所(所長・宮坂1陸尉)が募集ブースを開設し、16人の募集対象者情報を獲得することができた。

 見学者から「今回、12隻目の見学です。すごくうれしいです」「ツイッターを見て、延岡(宮崎)から駆け付けました」「久しぶりの地元での一般公開を楽しみにしていました」など多くの感想があった。

 鹿児島地本は「引き続き、防災訓練など、あらゆる機会を通じて各関係協力団体との連携強化を図るとともに、多くの県民に自衛隊の活動などを紹介する機会を設け、自衛隊に対する理解の促進、自衛隊の認知度の向上に努めていきたい」としている。

画像: 水中処分母船5号の一般公開には、多くの希望者が訪れた

水中処分母船5号の一般公開には、多くの希望者が訪れた

画像: 船内設備の説明を受ける参加者たち

船内設備の説明を受ける参加者たち

画像: 子供たちも自衛隊に触れ、思い出の一日となった

子供たちも自衛隊に触れ、思い出の一日となった


◆関連リンク
自衛隊鹿児島地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kagoshima/


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