【2023年2月21日(火)1面】 栃木地本大田原地域事務所(所長・倉田1陸尉)は1月27日、大田原市自衛隊家族会の部隊研修を支援した。研修はコロナ禍でしばらく中断していたが、今回は参加者約20人が空自松島基地を訪問。「3年ぶりの研修でとても楽しみにしていた」との声が聞かれた。
間近にブルーインパルス
松島基地ではまず、ブルーインパルスが発進する場面を見学した。ブルーインパルスは昨年の栃木国体開会式で展示飛行しており、「テレビで見た機体が目の前で見られて感動する」と、間近でみる迫力や美しさに釘付けになったようだった。
続いて、ブルーインパルスの格納庫では展示されている機体を至近距離で見ることができ、発進する際のタイミングなどについて松島基地の広報担当者から説明を受けた。
また、屋外で展示されている2代目ブルーインパルス(T2)には階段が設置されており、参加者はいろいろな角度から機体を観察していた。
このほか、松島基地には格納庫の入り口など、至る所に東日本大震災の津波の高さを示すラインが記されており、「ここまで来ていたのか」と地震の恐ろしさを再確認する場面もあった。
参加者は研修を通じ、入隊した家族が勤務している環境などについて改めて理解を深めた様子で、「(部隊研修を)引き続きやってほしい」との感想が聞かれた。
栃木地本は「今後も部隊研修などを支援し、自衛隊への理解促進に努めていく」としている。