【2023年2月16日(木)1面】 鈴木敦夫防衛省事務次官は1月29日から2月4日の間、フランス、イタリアを訪問し、現地に派遣されている防衛駐在官らとの会議に出席し、意見交換などを行った。

 防衛省の2月8日の発表によると、鈴木次官は1月30、31の両日、フランスで安全保障担当官会議・防衛駐在官会議に出席し、米国、欧州地域に派遣されている防衛駐在官、政務担当官との間で、現地情報などを聴取するとともに、今後の日本の安全保障上の課題、対応などについて意見交換を行った。

 1月31日は、国立国防高等研究所(IHEDN)で講演を行い、欧州とインド太平洋の安全保障が不可分であること、両地域の安全保障環境などについて述べた。

 一方、2月2日には、イタリア国防省を訪問し、クロセット国防大臣を表敬。地域情勢などに関する意見交換を行ったほか、昨年末に発表された次期戦闘機の開発に係る協力や空軍種間の交流など、今後も緊密に連携していくことで一致した。

 3日には、イタリアのプラティカ・ディ・マーレ空軍基地を訪問。イタリア空軍の活動状況に関する説明を受けたほか、日伊共通の機体であるKC767空中給油・輸送機などを視察した。

画像: 鈴木事務次官が仏伊訪問 防衛駐在官らと意見交換

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