【2023年2月1日(水)2面】 統合幕僚監部の1月30日の発表によると、同24日から26日ごろにかけて、日本の上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となった。
この影響で、全国的に気温がかなり低下し、10年に一度とされるほどの低温となったことから、石川県内では輪島市など各地で水道管の破裂や漏水が起き、大規模な断水が発生した。
27日午後9時40分、石川県知事から14普連長(金沢・金沢市)に対し、輪島市内における給水支援に係る災害派遣要請があった。
30日午後3時、今後の対応は自治体などのみで可能となったことから、活動を終了した。
統幕によると、1月28日から同30日の間の給水支援活動の実績は次の通り。
【陸自】
▽活動人員=延べ約30人
▽使用機材=1トン水トレーラー延べ3両、5トン水タンク車延べ3両など
▽給水支援=延べ約68トン
▽活動部隊=14普連
【空自】
▽活動人員=延べ約20人
▽使用機材=1トン水トレーラー延べ3両、2トン水タンク車延べ3両など
▽給水支援=延べ約5トン
▽活動部隊=23警戒隊(輪島)
このほか、石川県庁に14普連から2人、輪島市役所に23警戒隊から1人の連絡員を派遣した。