【2022年11月29日(火)2面】 <北海道>美幌駐6普連(連隊長・河村1陸佐)は10月12日、同駐で連隊武装走競技会を実施した。競技会は、持続走・武装走能力の向上、団結の強化を図るとともに、12月に実施される旅団武装走競技会「優勝」に資するのが目的。
旅団競技会の「優勝」目指し、プロジェクトチームを編成
競技会については、旅団武装走競技会「優勝」に向けて陸曹を主体とする武装走プロジェクトチームを令和4年3月から編成。同競技会を迎える日まで、HIITトレーニングや月1回の記録会を実施し、体力の向上を図り続け、今回はその錬成成果を連隊内で発揮する場ともなった。
競技は、小銃、装具などを携行し、約5キロのアップダウンコースを個人のタイムで競い合う「個人競技の部」、各中隊の平均タイムにより順位を決定する「中隊対抗競技の部」に区分して実施し、連隊全隊員を対象に約450人の隊員が選手として参加した。
加えて連隊長の「各中隊の模範たる連隊本部」の下、当日勤務員で参加する連隊本部要員は、前日に同コースでのタイムトライアルを実施し、連隊本部が先陣を切って競技会の前哨戦を飾った。
午前7時30分から第1グループの河村連隊長、副連隊長、最先任上級曹長、各連隊幕僚、各中隊長、各中隊先任上級曹長から競技がスタートし、第2グループで残りの連隊幹部全員と女性自衛官が続き、第11グループまで熱戦の死闘を実施した。
各中隊は、平均タイムを1秒でも短縮させるため、錬成の成果を最大限発揮。自分の持てる体力を出し切り、部隊の威信、己のプライドを懸けて激走。最終11グループが午後2時30分ごろにゴールし、1件の事故もなく無事競技を終了した。
この結果、「中隊対抗競技の部」では3中隊(中隊長・内山3陸佐)が2連覇を果たし、優勝旗と顕彰板を河村連隊長から授与された。
「個人競技の部」では、男性自衛官25歳以下の部で3中隊の遠嶋陸士長が、26歳から35歳の部で遠藤3陸曹が、36歳から45歳の部で本部管理中隊の西村2陸曹が、46歳以上の部で1中隊の柳信1陸曹が、女性自衛官の部で本部管理中隊の杉浦陸士長が、それぞれ1位で表彰された。
6普連は「引き続き訓練を実施し、12月の旅団武装走競技会『優勝』獲得に向け、連隊一丸となり錬成に励んでいく」としている。