「丘のまちびえいセンチュリーライド」の運営に協力
【2022年10月28日(金)2面】 <北海道>上富良野駐14施設群(群長・河端1陸佐)は9月23日、「第13回丘のまちびえいセンチュリーライド」の運営に協力した。3年ぶり13回目の開催となる大会は、起伏に富んだ美しい丘陵を駆け抜ける80キロにおよぶコースが設定され、大阪府など全国から約300人のサイクリストが参加した。
河端群長は9月21日に行われた編成完結式で、301坑道中隊を基幹とする27人の協力隊に対し、当日は雨が予想されており、体調を崩す選手がいるかもしれないため、不測事態の対処に万全を期すよう要望した。
大会当日は、冷たい雨が降りしきる、あいにくの天候の中、協力隊は選手の通過状況の監察、交通誘導、通信中継を実施し、大会の円滑な運営に尽力した。
固定監察・交通誘導班の2班長として、69キロ地点の長い下り坂で交通誘導を行った301坑道中隊の増田1陸曹(来年5月に定年退官)は、通過する選手一人ひとりに「この先、交差点です。減速してください。ゴールまであと少しです。頑張ってください」と大きな声で注意を呼び掛けながら選手を激励した。
協力隊の懸命な交通誘導・監察により転倒などによるけが人を一人も出すことなく、スタートから約7時間後の午後3時55分、最後の選手が無事にゴールした。
大会の協力を通じ、大会の円滑な運営に寄与するとともに、美瑛町民、参加選手、大会関係者の自衛隊に対する信頼感を醸成することができた。
14施設群は「今後も地域との連携を大切にしてあらゆる任務に邁進(まいしん)していく」としている。