【2022年10月4日(火)2面】 「第36回北海道ビホロ100キロデュアスロン大会」が8月21日、美幌町で3年ぶりに開催され、美幌駐6普連(連隊長・河村1陸佐)の隊員17人、車両6両で大会本部や関門、競技運営などの支援を実施し、円滑な大会運営に寄与した。
大会は5つの競技部門がある。第1部=10キロのランニング、80キロの自転車、最後に10キロのランニングの合計100キロ▽第2部=最初のランニングを除いた合計90キロ▽チャレンジ第3部=自転車52キロ、ランニング10キロ、合計62キロ▽ジュニアの部=最初に1キロのランニング、次いで5キロの自転車、最後に1キロのランニングの合計7キロ▽チームの部=2人1組で1人自転車80キロ、1人ランニング10キロを分担して走る。
それぞれの部門で、北海道内外、駐屯地の隊員も参加し、総勢254人の選手が最高気温30度という猛暑の中、過酷なレースを競い合った。
本部や中継・関門・競技運営などに協力
連隊の支援隊は円滑な大会運営に寄与するため、美幌町柏ケ丘陸上競技場に通信所を開設。大会役員を通じた各所への指示や支援隊の行動全般を統制。中継支援は通信本部、各関門における中継支援、関門支援は参加者が各関門を通過する際の順位報告を実施した。
また、競技運営支援として協議審判を実施するための輸送支援、リタイア者の収容要請を実施する後走車支援などを整斉と行い、大会の安全かつスムーズな進行に寄与し、約6時間にわたる支援活動を完遂した。
6普連は大会支援を通じて、美幌町をはじめ道内外の方々の自衛隊に対する信頼感の醸成を図ることができた。
また、大会に参加した隊員の中で第1部男子40歳以上60歳未満の部で6普連火力支援準備隊の岡部2陸曹が第3位に輝くとともに、同じく本部管理中隊の三浦2陸曹が親子で各部門に参加し、三浦2曹がチャレンジ3部で第3位に、娘がジュニアの部小学5~6年で男女合わせて総合優勝し、親子ともども表彰された。
■デュアスロン
複合競技の一種で、第1ラン(ランニング)、バイク(自転車ロードレース)、第2ラン(ランニング)を順に行い、所要時間と順位を競うスポーツ。名前は、ラテン語で「2つの」という意味を表す「デュ」に、「競技」という意味の「アスロン」が組み合わされている。もともとは、スイム、バイク、ランニングからなる複合競技「トライアスロン」のスイムをランニングに代えて行う競技として生まれ、普及した。日本では1990年ごろからランナーズ社が開催するJSDS(ジャパン・スーパー・デュアスロン・シリーズ)によって競技開催が盛んになった。競技の距離は会場、クラスによって多少異なるが、一般の大会ではラン5キロ+バイク30~40キロ+ラン5キロのケースが主流(「笹川スポーツ財団 スポーツ辞典」から)。