【2022年9月15日(木)2面】
東千歳駐→室蘭港→苫小牧港→釧路港→釧路駐
<北海道>陸自7師団(師団長・中村陸将)は8月21日から24日の間、令和4年度「長距離機動訓練」を実施した。訓練は、機動展開能力の向上が目的で71戦車連隊に所要の各職種部隊を配属し、装軌車15両、装輪車50両で行った。
増強71戦車連隊は、東千歳駐から室蘭港(約97キロ)へトレーラ輸送するとともに、苫小牧港(約30キロ)へは公道自走。各港から釧路港までをPFI民間船舶「ナッチャンWоrld」により海上機動し、引き続き、釧路港から釧路駐(約17キロ)までを公道自走した。
東千歳駐を出発時には、隊友会、家族会などの関係協力団体から激励をもらうとともに、千歳、苫小牧、釧路各市と釧路町の自走経路沿いでは、たくさんの市民の応援があり、隊員の士気が大きく向上した。
市民からの応援の声に、隊員の士気も向上
訓練で7師団は、関係部内外機関と緊密に連携するとともに、各所で整斉円滑かつ安全確実な機動を実施したことにより、公道およびPFI民間船舶を使用した機動展開の実効性、長距離機動における部隊、隊員の能力を向上させることができた。
7師団は「引き続き決戦戦力となり全国へ機動展開し得る能力を保持し、いかなる任務にも即動、完遂できるよう、日々の訓練に邁進(まいしん)していく」としている。