応急処置、後送など演練
【2022年8月25日(木)2面】 <青森>陸自9師団9後方支援連隊(連隊長・倉持1陸佐)は7月11日から29日の間、衛生隊長の高橋3陸佐を担任官とし、青森駐と小谷演習場で「師団補助担架要員集合教育」を実施した。補助担架要員として必要な知識と技能を習得させるのが目的。
教育には、教官・助教要員として9後方支援連隊衛生隊診療技術班長以下12人、被教育者として5人が参加。被教育者は、戦闘で負傷した隊員の応急処置・患者後送における担架を用いた搬送技術を教育で学んだ。
教育に参加した9後方支援連隊2整備大隊高射直接支援隊の隊員は、「教育で、戦術的戦傷救護や傷病者の初期観察手順を学びました。傷病者発生時には、迅速確実な対応で救い出す補助担架要員を目指します」と語った。
また、教官として参加した診療技術班長は、「約3週間の教育期間で、被教育者は『補助担架要員として各部隊で活躍をしたい』、また、教官・助教は『補助担架要員として部隊で活躍できる隊員を育成したい』という熱い意欲をもって日々励みました。今回の教育に参加した5人の今後の活躍に期待しています」と述べ、被教育者は各部隊での活躍を誓い、さまざまな成果を獲得し、教育を終了した。