【2022年8月23日(火)2面】 防衛省は8月10日、鬼木誠防衛副大臣が同7日、同省の政務として初めてソロモン諸島を訪問し、「ガダルカナルの戦い80周年」の慰霊式典に参列し、戦没者の御霊に哀悼の誠を捧(ささ)げたことなどを発表した=写真(防衛省提供)。
防衛省によると、鬼木副大臣はまた、ベケ・ソロモン諸島・警察・国家安全大臣と会談。両者は太平洋島嶼国地域の安全保障環境について意見交換。「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化のために、緊密に連携していくことで一致したほか、ソガバレ・ソロモン諸島首相を表敬。節目の年に初めて訪問できうれしく思うことを伝えた。
ソロモン寄港の「きりさめ」隊員
現地で首筋を刺される被害も、命に別状なし
防衛省の8月8日の発表によると、インド太平洋方面派遣の一環でソロモン諸島のホニアラ港に寄港していた護衛艦「きりさめ」の自衛隊員1人が、ブラッディリッジ国立記念公園におけるソロモン政府主催式典中に、現地人に首筋を刺された。
隊員は、首にけがを負ったが、「きりさめ」の医務室で縫合処置を行い、命に別状がないことを確認しているという。
同省で詳細について情報収集に努めている。