【2022年7月28日(木)2面】 <兵庫>青野原駐8高射特科群(群長・久守1陸佐)は6月中旬、日本原演習場で339高射中隊、343高射中隊に対し、また、同月下旬、同演習場で338高射中隊、340高射中隊に対し、それぞれ令和4年度「野外行動訓練検閲」を実施した。
開始式で統裁官の久守群長は、「実戦を意識し、任務を完遂せよ」「非戦闘損耗の局限」の2点を要望するとともに、「中隊長を核心として、持てる力を最大限発揮し、『最強群』としての誇りを持って、最後まで任務を完遂することを期待する」と訓示した。
検閲では、「全般防空における高射中隊の行動」を検閲項目とし、一連の状況下での「各級指揮官の指揮」「部隊の基本的行動」「隊員の基礎動作」について、その練成訓練の成果を評価した。
検閲受閲間、各中隊長の要望事項として339高中は「生き残るために何をすべきか、常に考え実行せよ」、343高中は「生存・撃墜」、338高中は「生き残り任務を完遂せよ」、340高中は「SDG(持続、領域、目的)」を掲げ、検閲に挑んだ。高温・多湿の天候の中、隊員一人ひとりが高い意識を保持し、任務を完遂した。
検閲の総評に際し、群長は「検閲の終始を通じ、各中隊の全隊員が、中隊長を核心として執念を持って、また、真摯(しんし)かつひたむきに任務に取り組む姿を、検閲官自ら確認し、大変心強く感じた。検閲で得た教訓を踏まえ、引き続き中隊一丸となってさらなる練度向上に邁進(まいしん)することを期待する」と述べ、各級指揮官を核心に一致団結して検閲を終えた隊員たちの労をねぎらった。
また、各中隊の優秀隊員を表彰。令和4年度野外行動訓練検閲を無事終了した。