玉ねぎ、にんにく、真竹の子...75家族が楽しんだ
【2022年7月13日(水)2面】 <京都>福知山駐(司令・前野1陸佐)は6月4日、福知山自衛隊家族会が運営する農園で行われた「絆農園、春の収穫祭」に隊員と家族が参加した。
同家族会は、会員の交流の場として河川敷畑「絆農園」を運営しており、毎年春と秋には、隊員と家族のための「食育」機会提供のために「収穫祭」を開催している。
当日は、天気も良く総勢75家族、約140人が集まった。開始にあたり、衣川莞爾会長が「収穫祭には絶好の日となりました。本当に多くの家族連れが農園へ集まってくれてうれしい」とあいさつした。
集まった隊員と家族は、家族会会員の方のアドバイスを受けながら作業分担して、玉ねぎ、にんにく、真竹の子といった春の味覚を収穫した。特に、子供たちは、「一番大きいのを掘りあてるんだ」と、笑顔いっぱいで走り寄り、手や顔も全身土まみれになりながら元気いっぱいに収穫を楽しんだ。
遠方から転入し、初参加となる隊員は「家族会の行事で140人が参加するのは初めて見た」と話し、多くの低い山に囲まれ、山から流れる川の間にひらけ、丹波露の発生する土壌豊かな福知山の自然の恵みを子供と一緒に楽しんでいた。
多くの笑い声とたくさんの笑顔であふれ、にぎやかなうちに収穫祭は終了。収穫した野菜は全員で均等に分けられた。
福知山自衛隊家族会からの支援と交流は、年間を通じてさまざまな場面で行われている。市と連携した「子育てファミリーサポート」など、「思いやり」と「行動力」が感じられる活動がある。
福知山駐は「今後も隊員と隊員家族と地域住民との『絆』が深まるよう、駐屯地と家族会で良好な関係を築いていきたい」としている。
<収穫祭の様子を写真で紹介>