2週間の任務を終えて

 【2022年7月5日(火)1面】 鹿児島地本鹿児島募集案内所(所長・迫口1陸尉)は6月1日から15日の間、海自1整備補給隊の女性隊員、大久保海士長を臨時勤務隊員として受け入れ、早速、募集広報を実施した。大久保士長は、各学校説明会、来所する志願者への入隊制度などの説明を担当。特に女性目線での志願者情報獲得、入隊意欲の維持・向上を図るなど、2週間にわたって広報活動に奮闘した。

 大久保士長は、説明会などで自分自身の入隊動機や現在の職務内容、入隊時の心境、環境などを詳しく説明。来所する女性志願者らは、同性で年齢も近いということですぐに打ち解けた。

 「体力には全く自信がないのですが、訓練は厳しいですか」「自衛隊の雰囲気はどのようなものですか」「男性自衛官ばかりで働きづらくないですか」「先輩は怖いですか」「試験勉強法を教えてください」…など、普段の広報官の時よりも多くの質問が出ていた。

 また、大久保士長の母校である鹿児島女子高校での説明会では、参加した後輩へメッセージを送るとともに、当時の恩師らを表敬。大久保士長の凛(りん)とした姿に成長を感じ、教諭たちはしきりに感心していた。

 臨時勤務が終了する際、大久保士長は、「2週間という短い期間ではありましたが、自衛官募集の現場で勤務したことで厳しい募集環境の現状が理解できました。担当した募集対象者に一人でも多く自衛隊の魅力が伝わって、入隊まで至ってほしい」との感想を述べ、鹿児島所を後にした。

 鹿児島所は「引き続き受験意欲の向上、入隊に対する不安感を払拭(ふっしょく)するよう各種施策を講じて、より多くの適質かつ入隊意欲の高い生徒の獲得に取り組んでいく」としている。

画像: 志願者対応

志願者対応

画像: 母校(鹿女子)担任教諭と

母校(鹿女子)担任教諭と


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自衛隊 鹿児島地方協力本部
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