【2022年6月30日(木)1面】 佐賀地本(本部長・松島事務官)は6月3日、佐賀県庁が実施する令和4年度「災害対策図上訓練」に参加した。訓練には、陸自の佐賀県の災害隊区担任部隊である久留米、目達原両駐からLOが参加したほか、関係機関を合わせて約120人の参加を得て実施された。
今回の訓練は、佐賀平野北縁断層帯を震源とし、最大震度7の地震が発生した想定で行われ、事前に付与された状況、逐次付与される状況に応じて災害対策本部が各市町と情報共有を図るとともに、関係機関との調整を行った。
特に、救助要請や給水支援要請などの人命や生活に関わるさまざまな要請を受けた際には、緊急性や状況によって、優先順位をつけることに留意しながら調整を実施した。
訓練全体の振り返りでは、良好な点として、災害対策本部が作成する被害状況図が8割方完成に至ったこと、改善点として、お互いの情報共有をより活発に行う必要があることなどが成果として挙がった。
佐賀地本は「引き続き訓練などに参加して、佐賀県や関係機関との連携強化を図るとともに、今回の経験を毎年のように発生している豪雨災害にも活用する」としている。