連隊射撃訓練 89式5.56ミリ小銃戦闘射撃など実施
【2022年6月17日(金)2面】 <北海道>美幌駐6普連(連隊長・河村1陸佐)は5月20日から24日の間、然別演(しかりべつ)習場で令和4年度「第1次連隊射撃訓練」を実施した。訓練は、個人、部隊の射撃練度向上が目的。各個戦闘射撃(夜間を含む)、76ミリ発煙弾発射訓練、96式40ミリ自動てき弾銃射撃、81ミリ迫撃砲L16基本射撃を実施した。
特に、今年度から試行された89式5.56ミリ小銃に係る小火器等射撃教育訓練基準に基づき、各個戦闘射撃を初めて行った。
このため、連隊は最先任上級曹長の藤田准陸尉を長とし各普通科中隊から選抜された陸曹がプロジェクトチームを結成。美幌訓練場、美幌射場で昼・夜間の新たな各個戦闘射撃要領を約1カ月間検証し、段階的な練成(銃を保持しない訓練、空砲を用いた訓練など)を重ねて今回の射撃訓練に臨み、連隊の射撃検定における基礎確立の資を得た。
今後は、プロジェクトチームメンバーが各中隊に戻り、中隊の隊員の練度向上に寄与していく。
各中隊は日頃の訓練成果を発揮し、次々と射撃目標を撃破。各種射撃技術の練度を向上させ、24日にはすべての射撃が終了した。