実弾射撃、練成、検閲...さらなる練度の向上へ
【2022年5月24日(火)2面】 <北海道>留萌駐26普連(連隊長・高橋1陸佐)は4月17日から25日の間、上富良野演習場、然別(しかりべつ)演習場で令和4年度「第1次射撃野営訓練」を実施した。訓練は、今年度最初の実弾射撃訓練で、各中隊は実射に向けて入念な準備をした。
今回は、120ミリ迫撃砲、81ミリ迫撃砲、110ミリ個人携帯対戦車弾、06式小銃てき弾、89式小銃の射撃のほか、軽装甲機動車(LAV)に乗車して01式軽対戦車誘導弾(演習弾)、5.56ミリ機関銃の射撃を実施した。
迫撃砲は、小隊で射撃するもので、隊員相互の連携が問われる。新年度では昨年度入隊者、他部隊からの異動者が加わったほか、補職が変更となった者がいたが、各隊は非実射訓練を反復して練度を高め、射場で最高のチームプレーを発揮した。
そのほかの火器でも、初めて実弾射撃をする者も多くいたが、それぞれに自らの射撃技量を高めるとともに、火器の威力を目の当たりにして体感した。
各隊員は、火器を扱う責任を理解し、さらなる練度向上を期して鍛錬しており、新型コロナウイルス感染防止のため、射撃間、マスクの着用を徹底し、訓練に励んだ。