<北海道>美幌駐6普連自衛官候補生教育隊(教育隊長・國方2陸佐)は4月21日、同駐で自候生18人に対し、催涙線香によるガス体験を実施した。
訓練は、自候生たちにとって初めての特殊武器防護訓練。防護マスクの構成・機能、装脱面要領の概要を習得させ、催涙線香によるガス体験により、防護マスクの効果を体験させることを目的に行われた。
午前8時30分、教場で防護マスクの基礎教育、防護マスクの装脱面要領を演練後、現地でのガス体験の全般説明を受け、1個班ずつ催涙線香によるガスに見たてた煙が充満するガス天幕に侵入した。
当初、防護マスクを装面したまま侵入して、防護マスクの効果を確認した後、一斉に脱面して煙により喉や目の痛みなど催涙効果を体感。汗や鼻水を流しながらガス天幕から離脱し、防護マスクや身体に付着した催涙線香の煙等刺激の除去を行った。
自候生たちは、「催涙線香がこんなにきついと思わなかった。防護マスクの重要性を感じた」「化学兵器の恐ろしさを改めて痛感した」と感想を述べていた。
6普連は「訓練を通じて防護マスクの重要性を学び、装脱面動作を習得させることができた」としている。
<自衛官候補生 教育訓練>
(松本駐13普連)初期の難関10キロ行進、催涙ガス体験も
(神町駐20普連)確実な動作で実弾射撃
(板妻駐34普連)一致団結し10キロ行進完歩
(岩手駐東北方面特科連隊)互いに声を掛け合って