【2022年4月27日(水)2面】 一般陸曹候補生の「入隊式」、装備の「入魂式」、ダルマ開眼による「開始式」、そして「新庁舎移転に向けた実行委員会」…。令和4年度開始の節目に合わせ、3月下旬から4月以降、新たなスタートに関連した部隊の話題を振り返り、まとめて紹介します。フレッシュさがあふれる特集、本日のキーワードは「新」。
曹候生、緊張の面持ち|福岡駐屯地
福岡駐19普連(連隊長・足達1陸佐)は4月9日、同駐体育館で令和4年度「一般陸曹候補生課程教育入隊式」を挙行した。
地元の井上澄和春日市長をはじめ、3年ぶりに部内外から多数の来賓と新隊員家族144人が参加し、盛大に実施。志高く入隊した18歳から32歳の曹候生116人は、緊張の面持ちで式に臨んだ。
連隊長は式辞で、「第1に『挑戦』。諸官の努力次第で、苦労の壁は乗り越えることもできれば、打ち破ることもできる。苦労が諸官を鍛え上げ、磨きあげ、本物にする。第2に『若さを浪費するな』。諸官の人生の価値は、若々しい今を、どう過ごすかによって決定されるといっても過言ではない。第3に『生涯の絆を結べ』。親身になってくれる同期の存在と、彼らとともに一つひとつ乗り越える満足感や信頼感で強い絆を結ぶことになるはずである」-の3点を要望した。
引き続き、春日市長、大野城市の井本宗司市長、太宰府市の楠田大蔵市長から激励の言葉があった。
19普連は「曹候生は初々しくかつ溌溂(はつらつ)とした態度で声高らかに申告と宣誓をし、自衛官としての第一歩を踏み出した」としている。
「国防の砦の一員に」|えびの駐屯地
<宮崎>えびの駐24普連(連隊長・一宮1陸佐)は4月10日、同駐で第18期一般陸曹候補生課程130人の入隊式を挙行した。
曹候生は、九州管内(熊本・大分・宮崎)より志を高く持ち国防の砦の一員となるため入隊し、自衛官としての第一歩を踏み出した。式では、えびの市出身の徳村2陸士が代表を務め、力強い申告の後、新隊員全員で宣誓を行った。
入隊式に参列した父兄や兄弟姉妹からのメッセージカードのコメントには、「コロナ禍での入隊式になりましたが、参加できて感動しました」「厳しい教育が続くと思いますが、健康に気を付け、同期の人たちと協力して日々を大切に成長してください」「家族みんなで応援していますよ。頑張れ」とそれぞれの思いが寄せられた。
【2面特集記事「新」】
(福岡駐屯地、えびの駐屯地)<入隊式> 一般陸曹候補生、志高く
(青野原駐8高射特科群)<開始式>“最強群”目指し邁進
(留萌駐26普連)<入魂式> 新装備に「魁」マーク
(神町駐20普連)<新庁舎移転実行委員会> 6月に向けて着々と準備
(遠軽駐25普連)<除隊式> 任満隊員、新たな道へ