【2022年4月8日(金)1面】 岸信夫防衛大臣は4月2日、鹿児島県西之表市の馬毛(まげ)島にアメリカ軍の訓練などに使う自衛隊基地を建設する計画をめぐり、種子島で八板西之表市長のほか、田渕川中種子町長、小園南種子町長と面会した。
防衛省などによると、岸大臣は、面会の中で八板市長らに対し、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、基地の建設が日本の防衛、日米同盟の抑止力などのための重要であるとし、協力を求めた。その上で、住民の不安解消に向けて緊密に連携しながら、空自馬毛島基地(仮称)の整備を進めていくとの同省の考えを改めて伝えた。
また、岸大臣は防衛大臣として初めて馬毛島を訪れた。防衛省によると、岸大臣は、上空から島の全体像を概観。地上で空自基地が建設される場所を確認した。
防衛省は「馬毛島は、わが国の防衛、大規模災害時の活動や訓練の拠点となり、米空母艦載機の着陸訓練も実施される」としている。