【2022年2月1日(火)2面】 新たな年を迎え、佐世保教育隊(司令・栁1海佐)は1月6日、佐世保地方総監(西海将)臨席の下、第12期海曹予定者課程の始業式を挙行した。海曹予定者課程学生112人は、3海曹昇任への最終段階として必要な精神面、身体的基盤、技能を習得するため入校した。

 栁司令は、3海曹にふさわしい資質の習得のため、(1)海上自衛官としての基本に立ち返る(2)海曹としてあるべき姿を考え、基礎を築く-の2点を挙げた上で、「2カ月半という短い教育期間だが、この機会に海上自衛官の基本に立ち返り、自己を見つめ直すとともに、人として磨かれることで3等海曹として資質が確立され、また『同期の絆』はこれから歩む自衛隊生活でかけがえのない財産になる」と式辞を述べた。

 また、西総監は課程履修を開始するにあたり、第一に「海曹としていかにあるべきかを考えよ」、第二は「自らの目標に向かって行動せよ」の2点を要望。「課程を通じて、海曹とはいかにあるべきかを真剣に考え、その困難な職務を遂行するための精神的・肉体的な礎(いしずえ)を築くこと。また、自ら考え、目標へ向かって努力する姿こそが海曹たるゆえんであり、後進の目標となる姿でもあるゆえ、課程は海曹昇任への登竜門に過ぎず、これまでの自分と一線を画し、真剣に努力してもらいたい」と訓示した。

 佐世保教育隊は「これからの海自の中核を担うにふさわしく、入校した海曹予定者課程学生の姿は、はつらつとしていた」としている。

画像: 【団結の冬】3海曹昇任へ 教育始業式に112人|海自佐世保教育隊

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