みなさんこんにちは!
防犯担当のゆうきです。
雪も積もっている地域が多くなり、車や交通機関での移動が増えてきたのではないでしょうか。
そんな機会だからこそ使っていない自転車に一度目を向けてみましょう。
今回は子どもでも簡単に覚えられる合言葉と一緒に自転車点検を解説します。

子どもでも覚えやすい合言葉「ぶたはとべる」

「ぶたはとべる」聞いたことがある人もいるのではないしょうか?
これは5つの確認内容が一文で覚えられる合言葉です。
それではどのような内容か順に見ていきましょう。

(1)ぶ:ブレーキ

最初の「ぶ」はブレーキの「ぶ」です。
ブレーキが磨耗していたり歪んでいたりすると走行中に停止できず大きな事故に繋がります。
確認の仕方は車体の真横に立ち、両ハンドルを前方に力強く押し込むとともにブレーキを思いっきりかけます。
そこでタイヤが動くようであれば何らかの異常がありますので自転車販売店などで確認してもらいましょう。

(2)た:タイヤ

次の「た」はタイヤの「た」です。
ブレーキが問題なく動作していてもタイヤに異常があっては元も子もありません。
まずはタイヤを指で触り凹凸があることを確認してから強く押し込んでみましょう。
その際に反発してこなかったりホイールまで指が当たってしまったら空気圧が不十分です。
空気を入れても変わらない場合はパンクしているのでタイヤチューブをリペアしましょう。

(3)は:反射材

次の「は」は反射材の「は」です。
大体車体の後方や車輪に付いていることが多いです。
もし付いていない方や壊れてしまった方は夜中に運転する際に車両からの視認性を高くするために何箇所か付けるようにしましょう。

(4)と:灯火

次の「と」は灯火(=ライト)の「と」です。
先ほどの反射材と違い車だけではなく、自分が他の歩行者を発見したりするためにも必要です。
久しぶりに乗る自転車は電池が無くなっていたり故障していることもありますので夜間に正常に動作しているか確認しましょう。
自分が被害者にならないためにも夜間は必ず先を照らしながら走行しましょう。

(5)べる:ベル

最後の「べる」はそのままベルです。
片手でちゃんと音が鳴るかを確認しましょう。
自転車のベルは車でいうクラクションと同じ役割をしています。
鳴らして良い場所は警笛を鳴らす指示の標識がある場所で、それ以外で無闇に走行中に鳴らすと違法行為となる可能性もあるので注意しましょう。
くれぐれも歩道上の歩行者を避けさせるために使うものではありません。

使い勝手のいい乗り物だからこそ…

自転車は運転免許が不要で少し近場への用事程度なら車よりも利便性が高いです。
私も子どもの頃は何kmもペダルを漕いで遊んだり買い物をしたりしていました。
しかし世の中では歩行者との事故は数多く発生しています。
平成25年には小学生の運転する自転車と高齢者との事故で高齢者が意識不明の重体となり1億円近くの高額な慰謝料を請求されたケースもあります。
事故が起きてしまってからでは手遅れなので日頃から安全運転の意識と車両点検を行いましょう。

最後に

今回は自転車点検「ぶたはとべる」を解説しました。
私の地域では「ぶたはとべる」でしたが他の地域だと「ぶたはしゃべる」という覚え方もあるようです。
とは言え、実際のところ自転車を運転する際に点検をする方は少ないのではないでしょうか。
しかしこれを機に一度自分の車両を点検してみてはいかがでしょうか。
数分の点検が事故を未然に防ぐなら時間も惜しくはないでしょう。
また、お子さんがいるご家庭は家族で合言葉を覚えながら点検してみると意識の向上につながるのでおすすめです。
ぜひ安全意識を高め、事故のない世界を目指していきましょう。

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