【2022年1月19日(水)1面】 京都地本京都地区隊河原町募集案内所(所長・宮城陸曹長)は1月10日、京都市右京区の京都市立常磐野小学校で生徒とその家族97人が参加した防災イベントを支援した。イベントは、同校のPTAが「家族による体験型の防災研修を実施して、PTA・児童双方の防災意識の高揚を図るとともに、楽しいイベントにより児童の健全な成長に資する」ことを目的に自衛隊に依頼があった。京都市内の小学生に対する防災イベント支援は初めての実施となった。
前半は、京都地区隊長の後藤3陸佐が防災講話を実施し、自衛隊の任務や職種、活動などについて紹介した。
特に東日本大震災での人命救助活動映像を上映すると、参加者は真剣なまなざしで視聴。自衛隊の役割、活動内容などについて理解を深めた様子だった。
後半は、体験型の広報を実施。防災関連の「土のう作成体験」「搬送法」「ロープワーク」、子供たちに大人気の「VR体験」「制服試着」「南極の氷展示」などを行い、大いに盛り上がった。
参加者からは「自衛隊の活動がわかった」「いざという時のための備えが大事だと思った」「参加してよかった。いろいろと体験でき、楽しかった」など多くの感想が寄せられた。
京都地本は「防災イベントを通じ、地域の皆さんに災害現場での自衛隊の活動、日頃の備えについて伝えることができた。また、体験型の広報により大変喜んでもらえた。今後も継続し、一人でも多くの方々に自衛隊を理解してもらいたい」としている。