警務隊による鑑識体験

　【2021年11月10日（水）2面】　＜北海道＞名寄駐（司令・山﨑1陸佐）は10月5日から7日の3日間、同駐で部外広報効果の増大を目的とした「職場体験学習」を実施した。参加したのは、北海道名寄産業高校と美深町立美深中学校の生徒7人で、総合的な学習の時間を活用した職場体験学習を支援するとともに、陸自に対する理解と信頼の醸成を図った。

　体験学習で生徒たちは、人生で初めての戦闘服に袖を通し、自衛隊の概要説明を受けた。

　その後、基本教練やロープ体験、展示装備品見学、駐屯地史料館と駐屯地音楽同好会の演奏見学、警務隊による鑑識体験、衛生科隊員による救急法体験、土嚢（どのう）作成体験などを実施。生徒たちは、すべての体験行事に興味を示すとともに、終始明るい表情で体験学習に取り組んでいた。

　体験学習を終えた生徒たちは、「今まで経験したことのない体験ばかりで本当に楽しかった。あっという間に3日間が過ぎていった。もう一度、駐屯地に来たい」と満足した様子で感想を述べていた。

　最後に笑顔で敬礼をし、職場体験学習に協力した隊員たちは、明るい未来へと歩んでいく生徒たちを敬礼とともに見送った。