【2021年10月21日(木)2面】 「QCサークル活動」の成果を発表する「第5回航空自衛隊QCサークル大会」(会長・井筒空幕長)が9月30日に開催された。大会は、コロナ禍のため、航空幕僚監部がある市ケ谷基地をはじめ、空自全74基地を通信回線で結び、初のオンライン形式で実施。2航空団整備補給群装備隊「パワーズ2020」(千歳)、北部航空警戒管制団33警戒隊「なないろ電子」(加茂)、作戦情報隊電波情報収集群4収集隊「nexus」(春日)の3サークルがゴールド賞、そのほかの7サークルがシルバー賞を受賞した。

画像: 3サークルがゴールド賞 第5回空自QCサークル大会|航空自衛隊

 空幕によると、大会では、全159サークルの応募の中から、書面による予選審査を経て選ばれた10サークルが発表を行った。

 ゴールド賞を受賞した3サークルのうち、2空団装備隊「パワーズ2020」は、「ANT-B作業時におけるヒューマンエラーの低減」をテーマに活動。航空機用備品の故障診断装置の操作ミスを防止するため、システムの問題に着目し、見える化と作業手順の簡素化を行い、エラーの低減を達成した。

 また、北警団33警戒隊「なないろ電子」のテーマは、「計測器の安全確実な運用要領を確立しよう」。手持ちで行っていた急な階段における高重量の計測器の運搬を、専用の背負子を作成して使用することで、体力差が関係なく誰でも楽に行えるようにした。

 作情隊4収隊「nexus」は、「フリーアクセスフロアの清掃の改善」をテーマに分散統計プログラムを使用。清掃ムラを数値化し、さまざまな道具や溶剤の組み合わせを検証することで、時間がかからずムラなく清掃できる方法を導出した。

 井筒空幕長は、大会訓示で発表サークルの真摯(しんし)な改善への取り組みをたたえるとともに、QCサークル活動は空自の真の価値を発揮する取り組みであることを強調。発表サークルに対し、QCサークル活動のけん引役となり、空自の進化に寄与することを要望した。

 また、大会担当者は「初のオンライン開催が無事に実施できたのは、運営部隊である3補給処(入間)をはじめとする関係各位のおかげ。大会で得られた成果などを空自内で共有し、他の競技会におけるオンライン開催の参考にしてもらえたら」と話している。

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 シルバー賞を受賞した所属、サークル名は次の通り(発表順)。

▽3補品質管理課(入間)「QCハニー」
▽作情隊4収隊(春日)「ハチミツ」
▽空団修理隊(新田原)「POWER PLANT」
▽6空団修理隊(小松)「スパークス」
▽救難団秋田救難隊(秋田)「れすきゅー戦隊やるんじゃー」
▽5空団装備隊(新田原)「ソリューションズ」
▽北警団警通隊(三沢)「OPERATION FIRST」

画像: 各サークルの発表を聞く井筒空幕長(手前)

各サークルの発表を聞く井筒空幕長(手前)


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