皆さんこんにちは!
防犯担当の元警察官ゆうきです。
皆さんは年間にどれくらい事件が起きているか知っていますか?
警視庁の発表によりますと令和2年度は都内だけで約83,000件も刑法犯の認知があったとしており、中には検挙されていないものもあります。
まだ捕まってない人と街ですれ違うかもしれないと考えると怖いですよね。
そこで今回は既にご存知の方もいるかもしれませんが、公開捜査の写真や発生している事件について警視庁が情報発信しているDigi Policeというサービスを紹介します。
1.Digi Policeとは
Digi Policeとは警視庁生活安全総務課が東京都内の犯罪発生情報や防犯情報をお届けする防犯アプリです。
利用料は無料でニュースアプリのようなデザインなので簡単に使うことができます。
犯罪発生情報は東京都内のものに限られますが、他の情報や機能については東京都以外にお住まいの方も役に立つものが多いのでぜひ使ってみてください。
2.Digi Policeを使うには?
Digi Policeはアプリですのでお使いのスマートフォンでApp StoreやGooglePlayからインストールする必要があります。
その後自分の住んでいる地域を設定するだけでその地域で起きた声掛け事案などの情報を受け取ることができます。
《iPhone用》
《Android用》
3.Digi Policeでは何ができるの?
Digi Policeでは犯罪情報以外にどんなことができるのでしょうか。
主な機能をいくつか紹介します。
(1)子ども向けの動画の閲覧
「防犯」「交通」「ネット」「相談」といったジャンルに関わる動画教材を無料で見ることができます。
なかなか家庭内で防犯の教育をすることは難しいと思います。
Digi Policeの動画は子供でもわかりやすい構成になっていますので親子で一緒に見たり、見終わった後にクイズを出し合って振り返りをするのもいいと思います。
(2)公開捜査
過去に発生した事件でまだ検挙されていない犯人の顔写真を発生日時等と一緒に公開しています。
「そういえば当日この人を見た」「家の近くで似ている人を知っている」などという方は公開捜査のページごとにお問い合わせ先の警察機関が書いてありますので連絡しましょう。
(3)痴漢撃退
画面をタップするだけで痴漢をやめてほしい旨の自動音声が再生されます。
これはマナーモード状態でも音が出るようになっていますので普段アプリを操作する際は誤って作動させないようにしましょう。
実際に痴漢の被害にあった場合は恐怖心からなかなか声を出して意思表示することが難しいと思いますのでスマートフォンを使って自分の身を守りましょう。
(4)防犯ブザー
痴漢撃退と同じように画面タップで非常ベルが作動するようになっています。
使い方がとても簡単ですし、一般的な防犯ブザーと違っていざ必要な時に電池が切れているという事態も少ないと思いますので普段から子どもにスマートフォンを持たせている方は使い方を教えておくといいでしょう。
(5)マップ
マップ機能を使うとどのエリアで犯罪が発生したか近くの警察施設、コンビニなどがGoogleマップ上に表示されるようになります。
事件や事故の際はこのマップを見て助けを求めたり、救援を依頼したりしましょう。
4.終わりに
Digi Policeいかがでしたでしょうか?
操作もしやすく非常にわかりやすいアプリとなっています。
また、家族と離れて一人で移動しなくてはいけない時や子どもが登下校する時など不安があるようでしたらインストールしてみるといいかもしれません。
事件全てがテレビやSNSで流れてくるわけではないので自分で知るように行動してみるのも大切です。
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