画像: インターンシップで広報体験|三重地本

 【2021年10月6日(水)1面】 三重地本(本部長・濵岡1陸佐)は、9月3日から15日のうちの5日間、本部庁舎で県内の大学生2人に対するインターンシップを実施した。インターンシップは、県内の新型コロナウイルス感染症の急拡大を考慮し、部隊研修は行わず、本部庁舎で人数制限を講じての自衛隊概要説明、広報業務体験、基本教練、ロープワークなどの内容とした。

 広報業務体験では、大学生に募集広報用グッズの考案、大綱作成の課題を付与した。大学生は、今まで経験したことのない作業に戸惑いながらも、三重地本が学校で実施している「防災講座」に注目。「防災」「募集」両方に使える「防災袋」を考案。大綱を作成し、募集課長へ報告した。

 募集課長は「『防災袋』は、学校で行う防災講座でグッズとして配布でき、同講座で道具としても使用できる。さらに、県民の防災意識向上にもつながる。本当にいい案であり、ぜひグッズ化を検討したい」と、グッズ化への意欲を示した。

 三重地本では、毎年インターンシップに参加した大学生と募集広報用グッズを考案し、グッズ化している。今年度もグッズ化が期待できる案が考案された。

 参加した大学生は「グッズを考えるのは楽しかったが、税金を使用してグッズを作成する責任を感じた。また、自分の目線だけで考えるのではなく、広報官の方はこのグッズをどう配るのか、もらった人の役に立つグッズなのか、といういろいろな目線で考えなければならないことを学ぶことができた。今後の就活にも生かしていきたい」と感想を述べた。

 三重地本は「インターンシップは、学生にとって重要な就業体験の場であるとともに、自衛隊とのマッチングを図る貴重な機会でもある。これからも、県内地域への社会貢献、優秀な人材確保のため、積極的に実施していきたい」としている。

画像: 募集課長による 自衛隊の 概要説明

募集課長による 自衛隊の 概要説明

画像: グッズを考案 中の 大学生

グッズを考案 中の 大学生

画像: 広報班の隊員から グッズ作成の説明を受ける大学生

広報班の隊員から グッズ作成の説明を受ける大学生

画像: 挙手の敬礼を練習 する 大学生

挙手の敬礼を練習 する 大学生

画像: ロープワークの指導 を受ける大学生

ロープワークの指導 を受ける大学生


◆関連リンク
自衛隊 三重地方協力本部
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