【北海道】留萌駐26普連(連隊長・高橋1陸佐)に関する訓練記事を2本立てでご紹介します。
「第2次中隊等訓練検閲」日頃の訓練成果を発揮し任務完遂
留萌駐26普連(連隊長・高橋1陸佐)は7月14日から18日の間、上富良野演習場(北海道上富良野町)で「第2次中隊等訓練検閲」を実施した。訓練検閲は、各中隊が今まで積み上げてきた教育訓練の成果を評価し、その進歩向上を促すのが目的。2中隊、重迫撃砲中隊、対戦車小隊、通信小隊が受閲した。
重迫撃砲中隊は、7月14日昼ごろから機械力を駆使して防御準備を開始。独立的に陣地防御する4中隊に密接に連携して、組織的な火力を準備して攻撃部隊を待ち受けた。
この間、対戦車小隊は施設作業小隊の支援を受け、ソイルアーマー(折り畳み式箱型土のう)を使用した陣地を構築した。
攻撃部隊の2中隊は、砲迫による掩護射撃のもと攻撃を開始。重迫撃砲中隊の激しい射撃を受けたものの、戦車部隊と協同して敵陣地に突入し、その一部を奪取した。
26普連は「留萌一家の熱い魂を継承する各中隊・小隊は、新型コロナウイルス感染防止に留意しつつ、日頃の訓練成果を十分に発揮し、あらゆる状況を克服・活用してそれぞれ与えられた任務を完遂した」としている。
「第2次射撃野営訓練」総合戦闘力発揮のための練度向上
7月20日から25日の間、上富良野演習場(北海道上富良野町)で令和3年度「第2次射撃野営訓練」を実施した。
訓練は、各種射撃練度の維持・向上を図るとともに、普通科連隊を基幹部隊とした戦闘団を編成、総合戦闘射撃を実施し、部隊の射撃練度向上、諸職種協同の総合戦闘力発揮のための練度向上が目的。89式小銃、狙撃銃、機関銃MINIMI、中距離多目的誘導弾、01式軽対戦車誘導弾、110ミリ個人携帯対戦車弾(LAM)、81ミリ迫撃砲、120ミリ迫撃砲の射撃を実施した。
各中隊・隊員は、気温30度を超える炎天下の中、新型コロナウイルス感染防止のため、戦闘間でもマスク着用を徹底。協同部隊と連携して生き残り任務を達成するため、「正確・迅速な射撃」「正しい射弾の判定・修正」を意識して訓練し、射撃練度を向上した。