「みんなのひろば」は自衛隊員や隊員の家族、自衛隊に協力している方々などの手記をご紹介しています。本日は、福知山駐7普連より、3人をご紹介します。

機関銃組長としてスキルアップ
長田 昇大 2陸曹(第7普通科連隊第2中隊)

 今回行われた実弾射撃野営で、重機関銃の組長として4秒布置に取り組みました。

 4秒布置は3人1組で重機関銃を搬送から設置、弾薬を装填するまで4秒以内に行うことです。これにより相手に発見されて射撃を受ける前に撃ち出すことができます。

 最初は制限時間内に実施することができず、難しい課題でした。しかし、練成を重ねていくことで最終的には常に時間内に布置する組み動作ができました。問題点の分析、動作の工夫など、練成すべき事項を3人で考えて具体化し、体で覚えるまで練成した結果でした。

 実弾射撃は、3人1組で行いました。射手、観測手、弾薬手です。その中で私が一番重要だと感じた役割は、観測手でした。一見、射手が一番重要だと思うかもしれませんが、観測手の判定、修正指示が正確で速いと、迅速に目標に命中します。7割が観測手の力量によるものだと思いました。残りの3割については射手の力の入れ具合、照準、確実な重機関銃の固定だと思います。

 今回の射撃は練成することが多く、自分自身、機関銃組長として非常にスキルアップできたと思います。まだまだ身につけるべき所があります。重機関銃が完璧に扱え、あらゆる任務が完遂できる練度になるまで引き続き練成していきます。

画像1: 左:坂尻陸士長 右:長田2陸曹

左:坂尻陸士長 右:長田2陸曹

画像2: 左:坂尻陸士長 右:長田2陸曹

左:坂尻陸士長 右:長田2陸曹

組員3人の連携が大事
坂尻 翔吾 陸士長(第7普通科連隊第2中隊)

 日本原演習場で実施された#1連隊射撃野営(重機関銃射撃)に参加しました。

 今回の訓練では、射撃準備を迅速に行うことに着眼をおいて訓練しました。その中で、搬送から装填までを4秒で完了させる4秒布置訓練を実施しました。

 事前の練成では、いろいろな方法を試し、搬送を2人で実施することにしました。その結果、練度判定では、1回目で成功することができました。

 射撃では、最初に観測手を実施しました。射弾を見て的の中心に弾着を修正することが役割です。弾を的中心に修正する際、素早い判断で射手に指示を付与することができ、自分の任務は十分に果たせたと思いました。

 続いて射手では、射撃を行うにあたって装填動作や安全点検の要領などをしっかり事前訓練しました。

 最後に弾薬手では、射手が迅速に射撃できるように素早く装填することを意識しました。

 射撃を通して組員3人の連携が大事であると感じました。今後も射撃する際は、3人でよく話し合い、工夫して任務達成できるように練成していきます。

画像: 坂尻陸士長

坂尻陸士長

画像3: 左:坂尻陸士長 右:長田2陸曹

左:坂尻陸士長 右:長田2陸曹

どの銃でも特級を取れるよう日々練成
間島 潤 1陸士(第7普通科連隊第2中隊)

 今回の重機関銃射撃の実弾射撃訓練を通して大変貴重な経験をしました。まず搬送から射撃準備完了までを4秒で行う4秒布置では、いかに装填までの時間を短縮するのかを工夫して行いました。

 射撃では、まず弾薬手として射手を補助しつつ、射撃姿勢や弾送りの確認を行いました。次に観測手として速く正確に判定・修正の指示を行い、射手の目となりサポートしました。

 当初は弾着が見えず戸惑いましたが、徐々に慣れ正確に判定・修正を伝えられるようになりました。修正する際、判定は正確に、修正は思い切って大胆にすることで効果的に修正できました。次回でも生かしたいと思います。

 最後に射手としては、指切りや照門からの見い出しは普段の小銃や機関銃と同じようにし、姿勢は楽に力まず胸を張るように撃ちました。

 今回の射撃を通じ、どの銃を撃つ時もやはり力まず、姿勢を意識することが大切であることを学びました。今回の経験を生かし、どの銃でも特級を取れるよう日々練成していきます。また、何より重機関銃の迫力を感じることができて良かったです。

画像1: 間島1陸士

間島1陸士

画像2: 間島1陸士

間島1陸士

画像: 左:間島1陸士 右:坂尻士長

左:間島1陸士 右:坂尻士長


◆関連リンク
陸上自衛隊 福知山駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/3d/fukuti_7i/fukuti.htm



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