【北海道】南恵庭駐3施設団(団長・浅賀陸将補)は6月29日から7月5日の間、北海道大演習場、上富良野演習場などで令和3年度「14施設群、団偵察班及び団通信班訓練検閲」を実施した。
14施設群に対し「師団に配属された施設群の行動」、3施設団本部付隊偵察班、通信班に対し「師団に配属された偵察班及び通信班の行動」をそれぞれ検閲課目とした。
検閲官(団長)は「任務完遂のため、教育訓練成果を最大限発揮せよ」「安全管理、健康管理、物品管理及び情報管理の徹底」の2点を受閲部隊に要望した。
訓練検閲状況開始の後、受閲部隊はそれぞれの駐屯地で出動準備として文書の引き継ぎ、精神・法令教育、隊容検査を行い、任務の理解、個人携行品、救急法・野外衛生、特殊武器防護、対空戦闘、車両の点検を実施した後、機動展開を実施した。
作戦間、14施設群は施設調整所の開設・運営、師団指揮所用軽掩蓋掩壕(4.5型LP)、坑道式構築物などの構築や、水際・汀線部障害の構成、地雷原の構成、港湾施設(係船柱)の破壊(実爆)、81式自走架柱橋による橋梁の架設などを行った。
また、3施設団本部付隊偵察班は、道路網、路外地形の偵察、施設OPとして着上陸部隊の監視、通信班は通信所の開設・運営をそれぞれ実施したほか、実弾射撃を主要検閲項目として取り入れ、部隊の射撃練度をあわせて評価し、所要の成果を収めた。