【福岡】小郡駐(司令・北島陸将補)と同駐5施設団は5月31日、部隊の即応態勢の確立を目的として、災害対処訓練を実施した。
訓練では、小郡隊区内における大雨特別警報を想定。非常呼集による緊急登庁から部隊派遣に必要な情報の収集、補給品などの積載、先発部隊の派遣、通信構成要領の検証などを実動で訓練した。
この中で、各自治体への連絡員の派遣、緊急登庁支援施設(一時的に隊員子弟を預かる施設)の開設、初動偵察部隊を派遣しての河川や道路の被害状況の確認に加え、駐屯地内の停電を作為して停電時の連絡・連携要領や非常用発電機の作動状況を確認するなど、災害発生時の迅速な初動対処に必要な事項を幅広く具体的に演練した。
さらに、今回の訓練では、特定家畜伝染病発生に伴う災害派遣に備え、防護服装着要領の普及訓練を取り入れ、さまざまな災害への対処能力の向上を図った。
小郡駐・5施設団は「引き続きあらゆる災害への備えを万全にして、地域の方々の安全・安心の確保に努める」としている。