【北海道】陸自7師団(師団長・中村陸将)は5月6日から15日の間、北海道大演習場(島松、恵庭、千歳、東千歳地区)、柏台演習場、静内対空射撃場で令和3年度「演習場春季定期整備」を実施した。
定期整備は、マスクの着用やソーシャルディスタンスの保持など新型コロナウイルス感染拡大防止に最大限配慮し、時に泥水に浸かりながら各隊員は部隊担当区域の維持、強化のため取り掛かった。
整備成果として、戦車射撃競技会に向けた戦車射場の路盤強化、弾薬置場の新設、また、停弾堤や的の補修、側溝や溜升の補修などを実施し、訓練に影響を及ぼさないよう必要な充実整備をおおむね計画通り完成させ、任務を完遂した。
若年隊員に対しては、熟練隊員から器材の取り扱いについて教育するなど、人材育成や技術・ノウハウの継承に着意して取り組んだ。
7師団は「今後も安全かつ実戦的な訓練が実施できるよう、引き続き演習場の道場化を推進していく」としている。