【福岡】小郡駐2施設群(群長・前原1陸佐)はこのほど、銃剣道、給食、車両操縦の3種目で群戦技競技会を実施した。
銃剣道競技では、各中隊の勤務特性により練成時間の確保にばらつきが生じたため、団体戦は優勝を競わない紅白試合(エキシビションマッチ)として実施。大将として各中隊長が参加し、コロナ禍を吹き飛ばすような熱戦を繰り広げた。一方、有技者発掘と底辺拡充の観点から、陸士隊員による個人戦を実施。白熱した試合の連続に、各中隊の幹部・陸曹の応援にも熱が入った。
車両操縦競技会では、指定選手と抽選により選出された選手が出場。難易度の高いコースで操縦技術を競い合った。抽選で出場した選手の中には、中隊の先任上級曹長を含めた「超ベテラン」も多く、若手隊員たちは、普段あまり目にすることのない大先輩の操縦に声援を送り、盛り上がっていた。
給食競技会では、「最初はレーション(配給品)のみだったが、野営終盤に上級部隊から食材の提供を受け、それをフル活用して隊員を喜ばせるために考えたパスタ」という設定テーマに基づき、各中隊は創意を凝らしたパスタを調理。審査員を大いに悩ませる、高いレベルでの接戦になった。
前原群長は競技会の実施に際し、「コロナ禍においてもやるべきことは変わらない」「勝ちにこだわれ」「あらゆる競技を通じ、全ての隊員が輝け」を隊員に呼び掛けた。
2施群は「全隊員が感染防止対策を万全にしつつ、最後まで勝ちにこだわり、多くの成果を得ることができた」としている。