自衛隊にとって欠かせない文化の一つが「ラッパ吹奏」。号令や命令、警報などにより士気を高揚させ、隊容を整え、敬意を表するのがねらいだ。全国の駐屯地からは、集合教育やコンテストなど多くの投稿が寄せられている。

 本日の防衛日報デジタルは、「ラッパ吹奏特集」として各駐屯地の活動をご紹介します。

「初級ラッパ集合訓練」演習場15キロ吹奏行進も|板妻駐屯地

 【静岡】板妻駐34普連(連隊長・深田1陸佐)は3月19日、同駐で令和2年度「初級ラッパ集合教育」における1回目の練度判定を実施した。

 教育は、1月から4月中旬まで実施され、ラッパ手として必要な知識及び技能の習得のため各中隊などから選抜された13人が参加して教育に励んでいる。

 19日の練度判定では、各中隊の隊員が激励する中、ラッパの先端に新型コロナウイルスの飛沫感染防止のための覆いを装着した状態で、深田連隊長の前で一人ずつ課題曲を吹奏。緊張感をみなぎらせながらこれまでの練成の成果を発揮して吹奏した。

 34普連は「吹奏後は、周りから温かい拍手が送られ、教育参加者は、人前で吹奏する度胸を身に付け、引き続き必要な知識・技能の習得のため教育に邁進(まいしん)する」としている。

画像: 緊張の中、一生懸命吹奏する隊員

緊張の中、一生懸命吹奏する隊員

画像1: 「初級ラッパ集合訓練」演習場15キロ吹奏行進も|板妻駐屯地
画像2: 「初級ラッパ集合訓練」演習場15キロ吹奏行進も|板妻駐屯地

 3月26日には、東富士演習場で「吹奏行進」を実施した。吹奏行進は、1月初旬から4月中旬まで実施される令和2年度「初級ラッパ集合教育」のメニューの一つで、ラッパ手の士気を高揚し、団結強化を図るのが目的。教育には、ラッパ手として必要な知識と技能を習得するため、各中隊から選抜された隊員が参加している。

 隊員は、演習場内の約15キロの距離を指導部の指揮の下、ラッパ吹奏しながら行進。各人の間隔を保ち、歩調を合わせ一致団結して進んだ。終盤は、吹奏しながら駆け足で前進。各中隊の隊員の激励も力に変えて無事に目的地に到着し、吹奏行進を終了した。

画像: 列を揃え一致団結して行進する隊員

列を揃え一致団結して行進する隊員

画像3: 「初級ラッパ集合訓練」演習場15キロ吹奏行進も|板妻駐屯地

◆関連リンク
陸上自衛隊 第34普通科連隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/1d/unit/34i.html



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