岩見沢駐12施設群(群長・末継1陸佐)は3月3日、令和2年度「群炊事・ラッパ競技会」を実施した。自衛隊が各種任務に従事する際に必要とされる「炊事」と「ラッパ吹奏」について能力を高めるとともに、中隊の団結強化や士気の高揚を図るのが目的。各中隊から選抜された精鋭が中隊の威信をかけて競い合った。
前段の炊事競技会は、冬の岩見沢名物「ドカ雪」が残る同駐屋外で行われ、隊員たちは厳しい寒さを克服して、チーム一丸となって調理に奮闘した。
後段のラッパ競技会では、各中隊の代表が「君が代」「消灯」「巡閲」の3曲を披露。真剣なまなざしで吹奏し、技術を競い合った。
炊事競技会の審査は、駐屯地所在部隊の部隊長や栄養士、保険常駐員、売店職員らが務め、ラッパ競技会の審査は、最先任上級曹長、11音楽隊の隊員、2地対艦ミサイル連隊の隊員などが務めた。
厳正な審査の結果、炊事競技会は302坑道中隊、ラッパ競技会は本部管理中隊が優勝した。
審査員からは、炊事競技会について「寒い中での調理にもかかわらず、大変おいしく素晴らしい料理だった」、一方、ラッパ競技会については「一つひとつの動作に節度があり、素晴らしい演奏だった」などの評価があった。
12施設群は「今後も継続的に練成を行い、炊事能力とラッパ吹奏能力のさらなる向上を図っていく」としている。