【北海道】美幌駐6普連(連隊長・佐藤1陸佐)は2月15日から23日の間、同駐と然別演習場で令和2年度「第3次5旅団訓練検閲」を受閲した。訓練は積雪寒冷地において独立的に行動する増強普通科連隊の陣地攻撃を訓練検閲課目とし、じ後の練成訓練の資を得るのが目的。
15日午前8時30分、美幌駐で訓練開始式が行われ、統裁官で5旅団長の廣惠次郎陸将補から、(1)常に敵を意識せよ(2)積雪寒冷地のノウハウを駆使せよ(3)安全管理を徹底せよ―の要望事項が示された。
同日午前9時、状況が開始され、連隊は速やかに出動準備態勢に移行。美幌駐業務隊の支援を受け、弾薬や糧食などの受領積載や装備品の準備、残置物品の移管などを実施した。
16日午前10時から、連隊統制で隊容検査(各隊員の任務の理解度の確認、車両点検)を実施。佐藤連隊長は隷下部隊に対し、(1)敵の弱点を徹底的に衝つけ(2)隙を作るな―を要望し、「最後まであきらめることなく、各隊員は連隊、中隊、小隊の任務達成のために自己の役割を果たせ」と訓示した。
17日正午、連隊は出動準備を完整させ、18日午前10時から車両機動で美幌駐から然別演習場へ前進。同日午後7時からは約20キロのスキー行進を実施した。
隊員は四周を警戒し、夜間に光や音を漏らさないよう注意を払いながらスキー行進を行い、19日午前3時頃、最後尾の中隊が集結地に到着。速やかに攻撃準備に移行した。
20日午前6時15分、1中隊が警戒部隊の駆逐を開始。21日午前11時30分、引き続き敵情解明のため3中隊を投入し、敵主陣地に接触した。22日午前7時30分から2中隊が連隊目標への攻撃を行った。
作戦間、全隊員は連隊長要望事項を具現化すべく、一丸となって任務完遂に邁進。冬季特有の厳しい状況を克服し、午前11時30分頃、状況を終了した。
陸上自衛隊 美幌駐屯地(第5旅団)
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/01_unit/butai/02_bihoro.html
陸上自衛隊 第6普通科連隊(第5旅団)
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/01_unit/6i/00_6i.html