カヌースプリント カヤックフォア500メートル
「悔いの残らないレースを」藤嶋 大規 2陸曹
藤嶋2曹は山梨県出身。富士五胡に通える環境に育ち、小学4年生からカヌー部で腕を磨いた。男子カヤックで日本が28年ぶりにオリンピックに出場した2012年のロンドン大会に、同僚の松下桃太郎3陸曹とともに出場したものの、ペア10位と入賞は果たせなかった。リオデジャネイロ大会では代表を逃したが、2大会ぶりの東京大会で上位進出を目指す。
――現在のコンディション、トレーニング状況はどうですか。
藤嶋 この1年、自分自身のレベルアップ、チームのレベルアップに時間をかけてきました。体育学校はスポーツに100%集中できる環境を作ってくれるので、より一層レベルアップすることができる環境だと思います。
自分はフィジカルを向上させつつ、スピードも落とさないことを意識してトレーニングしています。現在、コンディションはとてもよく、水上でのタイムも設定されたタイムを出せているので、本番でのレースが楽しみです。
――オリンピックまでのスケジュール、競技の見どころは。
藤嶋 3月にアジア競技大会、5月にワールドカップがあり、その後、東京オリンピックを迎えます。
カヌースプリントは、4人の息が合ったパドリングと後半のレース展開、ダイナミックさに注目して見てほしいですね。
――東京オリンピックへの意気込みを聞かせてください。
藤嶋 アスリートとして、また人として、多くの人から応援してもらえる選手でいたいと思っています。応援してくださる皆様、そして家族に少しでも恩返しができるよう、自分自身の力を100%発揮して悔いの残らないレースをしたいと思います。東京オリンピックではメダル獲得を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。
カヌースプリント カヤックフォア500メートル
「10年の代表経験生かす」松下 桃太郎 3陸曹
松下3曹は、カヌー選手だった父親の影響で小学生のころから競技を始めた。2012年のロンドン大会ではペアで10位、シングルで11位と入賞には届かなかったが、東京大会で2大会ぶりの出場が内定した。
――コロナ禍で読めないところもあると思いますが、オリンピックまでの想定スケジュールは。
松下 3月のアジア競技大会、5月のワールドカップ1戦、2戦に出場する予定です。現在はアジア競技大会に向けてハードなトレーニングをしていて、調子が上がってきています。
しばらくは国内での合宿になりそうなので、しっかりと集中してトレーニングしたいと思っています。
――東京オリンピックの目標と意気込みをお願いします。
松下 カヌースプリントは4人の息のあったパドルさばき、そしてスピード感と鍛え抜かれた筋肉が魅了の競技です。その面白味を多くの人に伝えられるよう頑張ります。目標はメダル獲得。最低でも入賞はしたいですね。10年以上の日本代表経験を生かして、チームを引っ張っていきたいと思います。
――最後に体校について。
松下 オリンピックを目指すアスリートにとって、一番いい環境だと思います。また、(自衛隊は)人間性も高められる場所でもあると思います。