はじめに

 皆様こんにちは‼︎ 防災コミュニティ「守護神」の功起(のりゆき)です。

 突然ですが怪我をして出血した時あなたならどうしますか? 自宅、職場、レジャーやアウトドア先などケガによる出血のリスクは身近に潜んでいます。

 だからこそ、出血した時に冷静に確実に対応出来るよう誰しもが止血の基本を身に着けておくことは大切です。これは防災の観点からも重要になってきます。そこで今回は一人でも多くの人に止血について知ってもらうため、各種止血法についてご紹介していきます。

直接圧迫止血法

画像: 直接圧迫止血法

 出血している傷口を直接押さえる最も基本的な方法。きれいなハンカチや布を直接傷口にあてその上から圧迫する。

・出血部位を心臓より高くあげる(手、脚から出血時など)

・片手で出血が止まらない場合は両手で
圧迫する

・一度傷口にあてたハンカチや布は外さない
(血が滲んでくる場合は更に布などを重ねて圧迫する)

・血液に直接触れないよう手袋(※1)やマスク(※2)など感染防止対策をした上で行う

※1.ビニール、プラスチック製が望ましいが、無ければラテックス手袋(アレルギーに注意)やビニール袋でも代用可能。
※2.不織布マスク(使い捨て)で構いません。

間接圧迫止血法

画像: 間接圧迫止血法

 傷口より心臓に近い動脈(止血点)を手や指で圧迫する事で血流を遮断し止血する方法。

・直接圧迫止血法をすぐに行えないときに応急的に行うもの

・正確な止血点の位置を知り、圧迫する必要がある

・直接圧迫法と併用する場合もある

止血帯止血法

画像: 止血帯止血法

 出血している四肢に対して帯状のもの(止血帯)を用いて緊縛止血する方法。

・出血が激しく命に危険が及ぶような差し迫った場合に行う

・締め過ぎや細いもので緊縛を行うと動脈や神経を損傷する恐れがある

・小児に対しては使用しない

その他

 余談ですが、我が家の3歳になる長男は鼻血がよく出ます(鼻炎でしょっちゅう鼻をいじってしまう)  鼻血に関しては…

・下を向かせる
・小鼻をつまんで圧迫する
・大抵30分以内には止まる

しかし子供ですから下を向きながらじっとしているのは至難の技。

 そんな時、我が家ではお気に入りのおもちゃや動画(スマホ)を床において見せてあげれば下を向きながらじっとしてくれます。先ずは何より親である私たちが「大丈夫だよ」と声をかけて安心させてあげることが大切です。

※出血が多く、鼻を押さえても血が止まらない場合は速やかに医療機関を受診してください

まとめ

 止血といっても方法は様々です。ただし、

・間接圧迫法は技術と経験が必要
・止血帯止血法は止血帯についての専門教育を受け適切に使用する必要がある

 よって、直接圧迫法が最もシンプルで誰でも行える効果的な止血法であると言えます。事実、直接圧迫法で出血のほとんどは止まります。

 怪我をして出血したら…

画像: まとめ

これだけでも覚えておきましょう‼︎

 ※止血出来ている状態で過度に圧迫するのは神経や他組織を損傷する恐れがあるので状況に応じた圧迫力が必要とされます。

 もちろん大量の出血、血が止まりそうも無い時は速やかに119番に連絡し、医療機関で診てもらう事を忘れずに!

【参考資料】
・総務省消防庁 止血法
・日本赤十字社 多量の出血
・消防庁 テロ災害等の対応力向上としての止血に関する教育テキスト

 本記事への質問や更に詳しく止血について知りたい方は下記リンクから、防災コミュ二ティ守護神へご参加下さい。

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