空自小牧基地1輸送航空隊401飛行隊(飛行隊長・樋口2空佐)は11月6日、5人の女性クルーによる訓練飛行「空女フライト」を実現させた。
60年を超える小牧基地の長い歴史の中でも、機長、副操縦士、航法士、機上整備員、空中輸送員の全てが女性隊員となるフライトは初めて。
空自は、26年前に女性にパイロット職の門戸を開放。現在は多くの輸送機や救難機の各乗組員として活躍しているほか、平成30年には戦闘機パイロットも誕生している。
防衛省でも女性職員活躍とワークライフバランス推進の取り組みを進めているが、小牧基地は女性活躍推進のパイオニアとも言われるほど、キャリアパスの構築、育児や介護と仕事の両立などに日々向き合い、多くの協力を得ながらミッションを進めている。
今回、航法士としてフライトした梅田2佐は、「夢は叶えるためにあるもの。このような時代の礎を築いてくださった先人と職場の上司、同僚に感謝し、私たちはそれぞれ次なる夢に挑む」と一層の飛躍を誓っていた。