「棺桶に入れてほしい」珠玉の書籍を紹介

 本好きの人間にとって死んでから・・・あの世へ行ってからどんな本を読むかは結構重要なテーマではないでしょうか?

 あの世の世界の出版事情はどのような理由によるものなのか全く伝わってきませんので、好きな本が好きなだけ読めない可能性も考えなくてはならないと思います。

 そんな訳で私はその時が来ても困らないように「棺桶に好きな本を入れてほしい」とお願いしています。今日はそんな中からベスト1の一冊をご紹介したいと思います。

「鷲は舞い降りた 完全版」ジャック・ヒギンズ著(1992年 早川書房)

 第二次世界巣大戦中、ナチスドイツは大胆にも宿敵英国のチャーチル首相を誘拐・暗殺するために精鋭の(しかし、問題のある・・・高潔な軍人たち)落下傘部隊をノーフォークの小さな村に送り込みます。

 指揮官シュタイナ中佐とその部下たちは連合軍兵士に扮装し村人との交流を図りながら休養のためやってくるチャーチル首相を待ち構えます。

 この恐るべき企みを阻止しようと英国側、そして伝説のIRA戦士デブリンが登場します。そこへ運悪くシュタイナ中佐らが展開している村へ本物の米軍が訓練のために到着します。

 果たして運命は・・・・

興奮と感動、涙

 本作は1975年に発表されるや全世界でベストセラーとなりました。

 この作品の成功に気をよくしたのか或いはファンからのラブコールに応えたのか、この「完全版」が発表されました。

 1976年にはマイケル・ケイン主演で映画化もされてご覧になった方も多いのではないでしょうか。この映画もまた素晴らしい出来で語るべき作品の一つですがそれはまた次回に。

 「鷲は舞い降りた」には歴史・戦争・冒険・エスピオナージといった要素が満載され、プロフェッショナルな男たちの生命を賭けた戦いは興奮と感動、涙を誘います。読者の多くは紳士であるドイツ軍落下傘部隊の諸氏に感情移入することでしょう。

 ジャック・ヒギンズの最高傑作である本書は古今東西あらゆるジャンルの小説の中で最高の作品であると信じて疑いません。まだお読みでない方はぜひこの機会にお読みになってみてください。

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 Books&Caféドレッドノート店主 鈴木宏典

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