香川地本(本部長・梶原1陸佐)は7月11、12の両日、香川県の坂出港で海自護衛艦「ふゆづき」の支援を得て、今年度初めて艦艇広報を実施した。
地本は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、参加者を県内の募集対象者ら約340人に限定。実施にあたっては、(1)検温、手指の消毒(2)マスクの着用(3)ソーシャルディスタンスの確保―などを徹底し、1回あたり最大30人の見学者を3グループに分け、人と人との距離を確保して実施した。
艦艇広報は、「艦艇特別公開」と「ふゆづき乗員との懇談」の2部構成。ふゆづきの見学では、護衛艦の壮大な設備を肌で感じてもらった。
その後の懇談では、募集対象者が海自隊員からの生の声に真剣なまなざしで聞き入っていた。
参加した募集対象者からは、「艦内での説明が丁寧で分かりやすく、ゆっくり見学できた」「将来の仕事として、自衛隊を身近に感じるいい体験になった」などのコメントが寄せられた。懇談については「年齢の近い隊員と話せたことで、海自に入った後の未来予想図がイメージできた」などの声もあった。
香川地本は「香川県に初入港となったふゆづきを一般公開できなかったことは残念だが、引き続き新型コロナウイルス感染症対策に万全を期し、さまざまなツールを最大限活用して自衛官の志願につなげていく」としている。
◆関連リンク
自衛隊 香川地方協力本部
https://www.mod.go.jp/pco/kagawa/
第3護衛隊群【ふゆづき】
https://www.mod.go.jp/msdf/ccf3/gre/fzk/index.html