静岡県浜松市の航空自衛隊浜松基地に隣接する空自唯一のPR施設「航空自衛隊浜松広報館」が7月1日、新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響のための長~い休館から再開した。しかも、再開に合わせて新たに前の日本国政府専用機(B747-400)の貴賓室を展示すると聞き、「さすがは空自。何があっても、く(う)じけない!」と感心しつつ、マスクを着けて訪れた。(航空自衛隊浜松広報館発・特派員=ボエマル)

 航空自衛隊浜松広報館は別名を「エアーパーク」と言い、空自ファンのほか、全国から多くの人が訪れる。公共交通で訪ねる際は、JR浜松駅北口バスターミナルからのバスが便利。駅前には名物のウナギを味わえる料理屋が何軒もあるので、まずは「うな重」「うな丼」「肝吸い」などを堪能するのがお勧めだ。

画像: 空自唯一のPR施設「航空自衛隊浜松広報館」。エアーパークと呼ばれ、親しまれている

空自唯一のPR施設「航空自衛隊浜松広報館」。エアーパークと呼ばれ、親しまれている

 1999年にオープンしてから、すでに20年以上の歴史を刻んできたエアーパーク。空自を広く知ってもらうために戦闘機などの装備品展示をはじめ、パイロット気分が楽しめるフライトシミュレーターや大迫力の全天周シアターもある。過去のブルーインパルスの実機展示もあり、ブルイン好きには「よだれダラダラ」の施設のはず。そんな多彩な展示レパートリーに加わったのが、前政府専用機の最前方部分にあった貴賓室。「日本国」と書かれ、赤いライン入りで再現された機体の中にゴージャスな空間が広がっている。

画像: 機体までは実物じゃないよ。航空機をぶった切ったら中古機として売れなくなってしまいます

機体までは実物じゃないよ。航空機をぶった切ったら中古機として売れなくなってしまいます

 この政府専用機は1992年から2019年3月末まで運用されていた。つまり、現役を退いて間もない航空機と言える。運用中の貴賓室は警備上の理由などで非公開だった。今では隣にある記者会見席とともに実物をエアーパークで見ることができるから、特派員のボエマルとしては、みなさんに教えないワケにはいかない。貴賓室の奥には大きなソファがあり、ベッドとしても使われていたそう。定かではないが大金を投じて購入されたはずのソファは、高級で座り心地も寝心地も最高だろうな。

画像: 貴賓室のゴージャスなソファ。ダイブしてみたいよね

貴賓室のゴージャスなソファ。ダイブしてみたいよね

 前政府専用機で使われたB747型機は、全世界の多くのエアラインで使われた機種。ボエマル世代は「ジャンボジェット」とか「ジャンボ」の愛称で呼んできたアレだ。この政府専用機は、平成の天皇や歴代の首相をはじめ、現役の安倍総理大臣も搭乗。そんな方々が飛行中にここで執務していたのかと思うとロマンを感じて自分も座りたくなる。でもガマン、ガマン。ボエマルの臀部(ツーケー)が大きくて、座ったらはまり込み、立てなくなる……からじゃないよ。誰であろうとも、ここは立ち入り禁止となってます。

画像: 貴賓室は航空機内とは思えない広さ。ここに暮らしちゃいたい!

貴賓室は航空機内とは思えない広さ。ここに暮らしちゃいたい!

 なんと今回、前政府専用機の貴賓室の展示に際して、前政府専用機の乗務などに3年間(2016~2018年)従事した航空自衛隊特別航空輸送隊701飛行隊(千歳基地)の戸井田尚1空尉がコメントを寄せてくれた。戸井田1空尉は現在、同隊兼本部で現政府専用機(B777-300ER)の運用にも携わり、細やかな心配りで、搭乗する要人のため日夜任務に励んでいる。

画像: 空自千歳基地の格納庫で、現政府専用機(B777-300ER)の前に立つ戸井田尚1空尉

空自千歳基地の格納庫で、現政府専用機(B777-300ER)の前に立つ戸井田尚1空尉

 「子供の頃からテレビで見て憧れていたB747が職場であることに誇りを持っていました。エアーパークで貴賓室をご覧になる方が、首相が重要な外交などの往来の際に、どんな部屋で執務されていたかに思いを馳せていただければ、退役したB747も喜んでくれると思います」。B747をこよなく愛していた思いがビシバシと伝わってくる、熱い戸井田1空尉の言葉。ボエマルは「パねぇ~、ジャンボ愛」を心の底から感じたぜ!

画像: 現政府専用機(B777-300ER)の中で乗務中の様子を再現する戸井田尚1空尉

現政府専用機(B777-300ER)の中で乗務中の様子を再現する戸井田尚1空尉

 というワケで、読者のみなさんのジャンボ愛も高まったところで、エアーパーク訪問の際の諸注意を書いときます。エアーパークでは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、徹底した消毒を行っているほか、3密を避けるようさまざまな対策を講じているとのこと。入館時は、もちろんマスクを着用。検温や手指のアルコール消毒があります。そのほかの感染拡大防止対策への取り組み、時間帯による自動車の入場制限などについては、エアーパークのホームページを必ず事前にチェックした上で出掛けよう。

画像: 入館時にはマスクを着用し、検温や手指のアルコール消毒をしよう

入館時にはマスクを着用し、検温や手指のアルコール消毒をしよう

【航空自衛隊 浜松広報館(エアーパーク)】
〒432-8551 静岡県浜松市西区西山町無番地
TEL:053-472-1121

入館無料
開館時間 09:00~16:00
休館日 毎週月曜日、毎月最終火曜日(施設整備のため)、3月第2週の火曜日~木曜日(総合整備のため)、年末年始、そのほか臨時閉館などあり


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エアーパーク // 航空自衛隊浜松広報館


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