【沖縄】空自那覇基地(司令・稲月空将補)は3月3日から13日の間、新型コロナウイルスの感染拡大防止に係る小学校の臨時休校を受け、子供を帯同して出勤せざるを得なくなった隊員に対して緊急登庁支援を実施した。今回受け入れたのは小学生延べ28人。
受け入れは、9空団基地業務群業務隊の厚生班員たちが担任した。1日の子供の受け入れ人数は最大6人で、班員がシフトを組んで基地厚生センター内の緊急登庁支援所で面倒見を行った。
南西空司令官の鈴木康彦空将が支援所開設にあたり、「今後の態勢づくりに向けた課題を洗い出す機会として積極的に取り組んでほしい」と隊員を激励した。
子供たちは最初、慣れない環境に緊張していたが、ほどなく新たな友だちと遊びを通じて仲良くなり、一緒に宿題をしたり、ボール遊びに夢中になって楽しく過ごした。最終日には子供たちから「来週もまた来たい」と支援の終了を惜しむ声もあった。
厚生班員は「元気のいい小学生を相手にする毎日は大変だったが、子供たちの笑顔に癒やされた」「応援してくれた隊員や基地内売店の従業員など、周囲の力添えにも感謝したい」と話していた。