【広島】海田市駐47普連(連隊長・佐藤1陸佐)は2月25日から28日の間、射撃と持続走部門で競い合う「戦技競技会」と、車両と炊事部門の技量を競い合う「後方競技会」を行った。各種技術や能力の向上、帰属意識の醸成、団結強化が目的。戦技競技会に約190人、後方競技会に約80人が参加した。
車両と炊事の両部門が行われるのは47普連の創隊以来初めて。両部門の技術は部隊行動に必要不可欠だが、これまで練成機会がほかに比べて少なかったことから、競技種目に加えることになった。
車両競技会は「装輪車操縦」「A整備」「タイヤ交換」「チェーン装着」の4項目で行い、整備を専門とする307普通科直支中隊の整備員と教習指導員が審査を担任。隊員たちは部隊としての任務遂行に強い意志を見せ、競技終了まで懸命に取り組んだ。
炊事競技会では、決められた食材で各中隊がそれぞれメニューを決定。制限時間内に全中隊が調理を完了させた。審査は同駐糧食班の栄養士が務め、各中隊とも高評価を得た。
47普連広報班は「引き続き心技体を練磨し、高い即動態勢を保持するために、戦闘員や普通科隊員としての使命と誇りを堅持していく。また、有事の際は国の最後の砦となって、あらゆる任務を完遂できるよう各種能力の向上に努める」としている。