【宮城】仙台駐東北方衛生隊(隊長・井内1陸佐)は2月23、24の両日、同駐での「衛生科職種統一訓練~メディプロ仙台R1~」を担任した。隊員の衛生科技術の練度の維持向上を図るのが目的で、東北方管内19個部隊の衛生科隊員77人(研修部隊含む)が参加。新型コロナウイルスの感染拡大防止に係る災害派遣活動の対応に伴い当初想定の規模を縮小し、第一線救護に関する競技会に限定して実施した。
初日は筆記試験。2日目は15個部隊の隊員が第一線救護の実技の部に臨んだ。東北方衛生隊の隊員は、教範改正に伴う新たな救急法の区分の理解度や基本的な手技の練度を焦点に出場者を評価した。
視察した牛嶋東北方幕僚長は、「隊員は第一線救護の成否が生存の可否につながるとの認識の下、真剣に取り組んでおり、昨年よりレベルアップしている。派遣任務との両立となったが、実施した意義があった」と話した。
競技会は、筆記試験と実技の部で共に1位となった青森駐5普連が昨年に引き続き優勝した。