【北海道】陸自7師団(師団長・前田陸将)は2月18日から23日の間、北海道大演習場で北恵庭駐72戦連を基幹とする72戦闘団に対する訓練検閲を実施した。
検閲は、「師団の攻撃における先遣戦闘団としての行動」を課目とし、主要検閲項目に(1)総合戦闘力を最大限発揮する指揮幕僚活動、(2)状況の変化に適応し得る有機的な指揮幕僚活動、(3)積雪寒冷地における部隊の基本的行動および隊員の基礎動作―を掲げて実施。統裁官の前田師団長は「冬季の気象・地形を克服して任務を完遂せよ」と要望した。
72戦闘団は戦闘団長の兵庫1陸佐を核心に一致団結し、積雪寒冷の気象条件を克服するとともに、ナショナルトレーニングセンターでの経験と平素からの実践的な訓練の積み重ねにより、軽快機敏に行動。戦闘団としての任務を達成した。
7師団は「陸自唯一の機甲師団として、あらゆる気象・地形を克服し、決戦戦力たる強靭な戦闘力の強化に努めていく」としている。