自衛隊最高指揮官の安倍晋三首相と河野太郎防衛大臣は11月1日、東京・新宿区のグランドヒル市ヶ谷で開催された令和元年度「自衛隊記念日」の祝賀レセプションに出席し、招待客や陸海空自高級幹部、在日米軍司令官ら約560人に対しあいさつした。
安倍首相は「1954年7月1日に創設された自衛隊と同じ年に生まれた私は、それから65年という歳月を共に歩んできた」と前置きし、「自衛隊は創設以来、『国民の自衛隊』という崇高な理念の下に歩みを進め、我が国の領土、領海、領空を守り抜く意志を体現する対領空侵犯措置は2万8000回、災害派遣の出動は4万回を超えている。またPKO(国連平和維持活動)法成立以来、6万人以上の隊員たちが40を超える国々で国際社会の平和と安定に尽くしてきた。アデン湾での海賊対処活動は今年で派遣から10年を超え、世界から大きな評価を受けている」とこれまでの努力を称えた。
また安倍首相は、10月に甚大な被害をもたらした台風19号などでの自衛隊の災害派遣活動に触れ、「隊員諸官は万全の出動態勢を整え、危険を顧みず、人命救助や生活支援に今この瞬間も当たっている。自衛隊は地道な活動を通じ、国民支持9割という揺るがぬ信頼を寄せられる組織に成長した」と述べた。最後に「歴代隊員の努力に敬意を表すとともに、全ての隊員とその家族に心から感謝申し上げたい。令和の時代も、自衛隊は国民の平和な暮らしを守り抜き、国際社会の平和と安定に貢献するという使命を果たしてくれると確信している」と話した。
10月の台風19号に係る自衛隊員の災害派遣活動を報じる紙面掲載のご報告をさせて頂いたところ、
『いつも、隊員の活躍を掲載していただき、ありがとうございます。』
と、山崎統合幕僚長はじめ、各方面の方々より、お礼の言葉をいただきました。
引き続き防衛日報は、防衛省・自衛隊の活動を広く紹介させて頂きます。
台風19号に係る災害派遣の隊員の活動写真をご紹介します
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