陸自対馬警備隊(隊長・大倉1陸佐)は2月5日、対馬駐で本部、普通科両中隊、後方支援隊対抗方式の炊事競技会を行った。
野外炊事能力の向上、部隊の士気高揚を図るのが目的。各隊5人の選抜隊員が参加した。
開会式で大倉隊長は、(1)創意を尽くせ(2)一致団結せよ(3)安全管理―を要望した。
競技会は、野外炊事を「戦闘支援」ではなく「戦闘技術」と位置づけ、事前に献立の指定や食材の公表はなく、当日の朝、競技開始と同時に米、肉、野菜などの約20品目の食材を配布する方式で行った。
各部隊の選手は食材を使い切るように主食、副食、汁物、小鉢などの献立をその場で考えて、「お品書き」を発表して調理し、50食の配食準備を完了させた。
審査は防衛モニターも参加し、衛生管理、安全管理、手順と盛りつけ、工夫、食味の5点を採点。その結果、本部中隊が僅差で優勝した。
閉会式で大倉隊長は「戦場炊事は、戦意を高揚させる食事を途絶えることなく供給することが重要だ。食事が部隊をつくると全隊員が肝に銘じ、さらなる練度向上に励め」とげきを飛ばした。
◆関連リンク
陸上自衛隊 対馬駐屯地
http://www.mod.target=”_blank”go.jp/gsdf/wae/4d/index.html